GSA(The Global mobile Suppliers Association)が、「Status of the LTE Ecosystem」の最新レポートを公開していましたので簡単に紹介します。
LTEデバイス普及状況
Status of the LTE Ecosystem report: GSA confirms 2,646 LTE devices announced by 275 suppliers
February 16, 2015 – [933.9 KB]
2015年2月には、2646種類のLTEデバイスが販売されているとのことで、1年で2倍に増えています。
LTEデバイスの内訳を見ると、半数がスマートフォンで、次いでLTE wifiルータが続いています。
デバイス数から見る人気の周波数帯域
デバイスの種類から見る最も人気の周波数帯域は、1800Mhz(BAND3)で1141デバイスが販売されています。
1800Mhz帯は、世界のLTEネットワークのうちの44%を占めているとのこと。これだけ1800Mhz帯が普及している背景には、LTE向けに新たに配分された800Mhz帯や2.6Ghz帯の割り当てを受けることなく、既存の1800Mhz帯を再編してLTEサービスを開始したキャリアが多くいることに起因していると思われます。
端末カテゴリーごとのデバイス数
携帯デバイスごとにカテゴリーと呼ばれる、そのデバイスの性能を表す規格が決められています。
一般的にカテゴリー値が低ければ低いほど性能も低く、カテゴリーが高くなるに従って性能も高くなります。
現時点でのカテゴリーは「1」から「10」まであり、3GPPで規定されています。
LTE ue-Category
via:LTE ue-Category
デバイスの最高速度はカテゴリー5までは、カテゴリーが高いほど最高速度も高くなっていますが、カテゴリー6以降はカテゴリー順ではなくなっていて、少し分かりづらいですね。
カテゴリー5まではLTE用として規定されていて、カテゴリー6〜8がLTE Advanced用として規定されています。
レポートによると、カテゴリー4のデバイスは全体の26.3%の696種類で、カテゴリー6のデバイスは27種類と全体の1%程度とのこと。
VoLTE対応のデバイス数
GSAによると、既に80のキャリアがVoLTEサービスをスタートさせているようですが、VoLTE対応のデバイス数は186種類とのことで、全体の7%にとどまっています。
その他の詳細なレポートについては、GSAのレポートを参照してみてください。
Status of the LTE Ecosystem report: GSA confirms 2,646 LTE devices announced by 275 suppliers
February 16, 2015 – [933.9 KB]
photo credit: Samsung Galaxy Tab 3 10.1 via photopin (license)
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