IPSecを利用する場合、オーバーヘッドを考慮したMTU設計が必要になります。考慮した設定を行わない場合は、パケットがフラグメントされることで通信障害やパフォーマンスの低下につながる可能性があります。
ただIPSecの場合、以下のように設計の違いによってオーバーヘッドが変わってしまいます。
- トランスポートモードなのかトンネルモードなのか?
- IPSecプロトコルは何を使う?(ESP、AHなど)
- GRE等のカプセル化を使う?
設計パターンが複数あって、その度にMTUを計算するの面倒くせーと思っていたんですが、Ciscoが便利なツールをリリースしてくれてました。
IPSec Overhead Calculator – Cisco
フォームに必要な項目を記載すれば、IPSecでカプセル化した後のトータルパケットサイズを計算してくれます。

IPSecのMTU計算に無駄な時間を使っていた方には便利なツールだと思います。
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